marimodesuのブログ

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ヒスタミン中毒で呼吸がとまりそうになった話(アニサキスやヒスタミン中毒にならないようにするには?)

小学生ぐらいから父親に連れられ釣りばかりしてきた自分ですが、昨年初めてサバによるヒスタミン中毒でひどい目にあいました・・・

 

サバには大きく2つの食中毒があり、「アニサキス」という寄生虫と「ヒスタミン」による中毒症状です。

 

注意喚起を含めて、ヒスタミン中毒になった経緯やどういった症状になるのか、予防策などを今回は書いていきたいと思います。

ヒスタミン中毒になった経緯

時期は夏場より少し前、6月頃でした。気温も真夏ほどではないですが高く、日は照っている青空でした。

会社の人からのお誘いで、ルアーによる五目釣りができる船にお邪魔し、場所は茨城のとある船で私も初めてのところでした。

船内には生け簀もあり、釣った魚にタグをつけて、そこに入れていき、下船時に自分のクーラーに移すというスタイルの船でした。

 

釣果としてはイナダ、サバ、カサゴ真鯛などのルアーで釣れる魚が釣れました。

いつもは釣ってすぐに血抜きと氷締めにして、青物系はアニサキスが腹から身に移らないように内臓をとってしまい、すぐにクーラーボックスに入れるんですが、この日は郷に従って、船員の方にお願いして、船員の方が生け簀にポイポイ入れてきました。(既に死んでいるサバとかも入れてたり・・・)

そして、港に着き、船宿から写真を撮りたいからという事で、船上に釣れた魚が並べられて写真撮影。そして釣った人へ仕分けするといった流れでした。(この時、日差しが強く、船上に置かれている時間が長かった)

 

帰宅し、夕飯の支度で酢締めにして「しめサバ」にしていただきました。少し疲れていたのもあり、この日は3,4切れほど食べてあとは残しました。

 

腹痛から中等症へ

2,3時間程経過し、だんだん胃腸あたりに不快感を覚え、トイレに行ったりを繰り返すようになりました。

 

これはおかしい・・・。中毒だと内心疑惑が強くなります。

 

すると、吐き気、全身の不快感、喉から胃腸当たりの痛みと違和感が強くなり、これはやばいと夜中に近くの大きな病院へ向かいました。

 

サバを食べていたので、アニサキスヒスタミン中毒だと確信していましたが、初めての症状だったこともあり、この時はまだどちらかまではわかりませんでした。

 

幸い、お医者さんと看護師さんがいたので受診していただけることになり、待合い椅子で横になって唸っていました。

 

するとどんどん胃痛がひどく、前かがみになり視界がぼやけるほど苦しく、意識が朦朧としてきました。

 

そのうち準備ができたとのことで、治療室に入り診断を受け、症状からヒスタミン中毒だろうと診断されました。

 

点滴&点滴&点滴でいろいろ難しいお薬を投与されながら、経過を見ていきます。

 

治療室のベッドではさらに症状が悪化しており、胃痛、吐き気、そして気道が通らずに息がしづらい、意識が朦朧とするなどの症状がでており、気づいたら涙を流しなら必死に呼吸を整えようとして悶えていました。

 

後から聞いたんですが、この気道が狭まる症状は中等症となるらしいです。

コロナの呼ばれ方と同じだとか?

 

そして、意識が朦朧としていたので、あまり時間間隔は覚えていないのですが、1,2時間ぐらいしてやっと点滴が効いてきて、症状が治まりました。

 

この時、気づいたら朝の5時でした。

 

その後はさっきまでの症状が嘘みたいによくなり、

体は疲れていましたが一日休んだら、その後はすっかり元気になりました。

ヒスタミン中毒になった原因は?

やっぱり、自分で釣った魚は自分でちゃんと処理しないとダメですね。

今までは釣った魚の氷締めを徹底していたのもあり、釣りを始めて十数年、中毒や寄生虫にやられることはなかったのですが。。。会社の人たちがいたのもあり、いつもと違う形で管理したため、今回はやられました。

 

恐らく原因は以下の2つですね。

 

  • 釣った魚(サバなど青物系)を生け簀に入れた→いつ死んだかわからない
  • 見世物のために生け簀から出された後、船上(日差しが暑い中)で放置された

 

ヒスタミンは鮮度の劣化で増えるばかりで、増えたあとは加熱したり、冷凍しても減ることはないです。

今回は釣ってすぐに氷締めしなかったので、死んだあと鮮度が劣化し、船上で放置されたときにヒスタミンが増えてしまったのでしょう。

 

ちなみに後から聞いたのですが、実は同じ船に取引先の方たちも一緒に乗っていたのですが、3人ほど同じように当たったそうです。

 

また、周辺の釣り情勢に詳しい兄から聞いたところ、その船宿も近所ではあまり評判良くないらしく、同じような話をいろんな方から聞いていて、生け簀を売りにしている船宿だが、魚への管理の仕方とかは素人とか。

 

やっぱり、自己責任なので釣った魚は自分で下処理するのに限りますね。

よい勉強になりました。

ヒスタミン中毒にならないためには

どの魚もですが、特にサバ、ブリ(ワカシ、イナダ、ワラサ)などの青物系を釣ったときはすぐに血抜きをして氷水の中にぶち込まないとですね。また、氷水も真水ではNGです。海水100%を凍ったペットボトルなどで冷やします。自分は以下の手順で船上で下処理しています。

  1. 血抜きをする。
  2. 内臓を取り出す。
  3. 氷水(海水100%)のクーラーボックスに入れる。

3に入れるまでの動作は早いほど良いので、夏場とかは特に意識したいですね。

血抜きしている時間が長すぎてもよくないので、クーラーボックスが赤くなるのが気にならなければ、血抜きしながら氷水でもよいです。

 

2をやる理由は内臓にアニサキスがよくいるので、身に移る前に取り払っちゃってます。あと、家で内臓処理すると臭いので・・・

 

卵を持っているアジとかの内臓とりは家でやりますが・・・基本食べないのであれば船上でやるのがいいかと。

 

この手順を徹底してかれこれ十数年はあたったことがないので、後はお刺身とかで食べるときに目視でアニサキスがいないか確認するのと、食べる時はよく噛んで食べればほぼ問題ないと思います。

アニサキスはちょっと切れ込み入るだけで死にます。

 

皆さんも気を付けてくださいね!

ヒスタミン中毒はもう2度とごめんだ!