marimodesuのブログ

シーカヤック、大谷翔平、ゲーム、アニメ、プログラムの趣味をたくさん書いていきます。

【エピソード】海で釣った魚を学園祭で出したら大盛況だった話

大学時代、学園祭で自分たちが釣った魚を調理して大盛況だったお話をします。

 

もともと釣りが趣味だった僕は、大学の研究室の仲間を誘い、毎週のように釣りに出かけていました。そんな頻度で海へ通っていたのもあり、研究室では自分を中心に空前の釣りブームとなっていました。

 

そして、毎年恒例の学園祭の時期となり、私たちの研究室では伝統的なイカ焼き、焼きそば、煮込み料理などの屋台を提供することが決まっていました。

 

当時、研究室で遊び人代表だった私は同じく釣りバカ3人衆のうっちー君ときくっちー君と話し、「もっと楽しいことしようぜ」と提案。3人で釣った魚を捌いて提供しようという話になりました。

 

いざ、仕入れのために前夜祭の海へ

我々の計画では前夜夜通しで仕入れを確保し、朝に研究室へ帰還。そこから調理組と合流し、午前中に仕込みを終わらせて提供するという計画でした。

とにかく、鮮度を重視するため、クーラーボックスと氷には気を使った。

 

学園祭前日16時・・・

学園祭よりワクワクが止まらないうっちーときくっちー。初めて釣りに来た大男のシノとスズッキー、とにかく長時間の格闘となるため、みんなでチャーハンの大盛りを食べて英気を養った。(シノ・・・お前ラーメンと餃子も食うのか・・・)

 

その後、1時間ほど車を走らせ、コンビニで物資確保をすることに、

気づくと大男シノはさらに唐揚げとカップラーメンをほおばっていた・・・

 

ぼく「シノ! 長い闘いになるから、飲み物を買っておけよ!」

シノ「そのつもりだぜ! リッターで買ってくわぁ!

飲み物をリッターっていうやつ初めて聞いたわ・・・

 

 

目的地の海へ到着し、平日というのもあって港はがらがらだった。

2台の車を止めて、周りの迷惑とならないように釣り座を確保。

 

狙う魚種はコマセのサビキ釣りで「アジ」とイソメの投げ釣りで「シロギス」にすることにした。

ここから約5人で12時間の戦いが始まった。

 

期待以上の爆釣でクーラーボックス2つが満タンに!?

夕まずめという魚が一番釣れる時間帯から始め、開始早々お刺身サイズのアジがたくさん釣れた

 

 

すぐに血抜きをして、氷の中にほおりこんでいく。糸を垂らせば釣れるため、すぐにクーラーボックスが満タンになった。

暗くなると、数は減ったがそれでもコンスタントに釣れる状況が続いていた。

 

そしてここからシロギスが釣れだした。

それがまた良い型のキスで高級旅館ででてくるような大きさのキスだった。

 

しかし、秋ということもあり、夜は一桁台の気温となり風も強く、凍え死ぬほどの寒さとなった。

 

魚の活性はよかったため、我々は撤退という言葉を捨て、6人で30分交代で竿を見ることとなり、車の中で待機しながら、日が昇るまで戦い続けた。

 

この作戦によって、夜通しで50匹近くのシロギスを釣ることができた

 

一般提供と学内提供に分けて販売

終わってみると、200匹を超えるアジと50匹近いシロギスが釣れていた

 

 

2時間ほど車を走らせ、研究室に戻った。そこで仮眠した後、調理組が合流してきた。

 

アジは三枚おろしでお刺身と骨で取り分け、シロギスは天ぷらにできるように背開きで下処理をすることとなった。

 

研究室は40人近くいるのもあり、調理工程を分けることで効率化をはかった。

 

釣りバカのぼくとうっちーときくっちーでメンバーに捌き方を事前に伝授しておき、「鱗とり班」「内臓とり班」「三枚おろし+背開き班」「皮引き班」「中骨除去班」に分かれて流れ作業で調理を行った。

 

そして、今回釣りバカ達で目につけていたのはアジの骨だった。

 

お店では見かけないが、釣り人なら必ずやる骨せんべいを作ることにしたのだ。アジを香ばしく、最後までおいしく食べれる一品である。

そのため、アジの骨についても大切に捌いて残すことにした。

 

ちなみに食品を扱うルールも大学としてきちんとあったため、お刺身などの生もののメニューは研究室のOBと教授たち専用で調理することにした。学園祭の裏では研究室内で毎年宴会が行われるため、そちらでお刺身を提供することで儲けを獲得した。

 

そして、余ったシロギスと骨せんべいは一度揚げることで一般客向けの裏メニューとして提供を可能した。

 

塩味と特性のタレの2種類で提供し、これが大うけの大ヒット。

次々と注文が入り、列ができるほどの大盛況となった。

 

 

アジの骨せんべいは片栗粉をつけてあげるだけなので、本当に原価がかからない。だけどしっかりと美味しいということで、数百円での販売でもおかわりをしてくださる方が続出した。

 

爆売れしたことで皆で焼肉パーティ

研究室の宴会ではアジの刺身とシロギスの天ぷらがOBと教授に大好評となり完売。かなり高めの値段設定をしたが、名のあるOB/教授たちということもあり、財布がとてもゆるかった。

 

そして、一般向けではアジの骨せんべいが大ヒットした。屋台で「アジの骨せんべい」という斬新さと興味本位で買う方が続出。

 

原価は油代、ガス代はあれど、片栗粉、そして餌と仕掛け代が1500円ほどという・・・破格のコスパ

 

通常、出し物をしても利益はそこまででないが恒例だったが、学園祭が終わってみると、研究室全員で焼肉行ける程の儲けを得ることができた

同期のみんなで忘れられない思い出となったとさ・・・

 

ちょっとした、作業染みたイベントも楽しく行動したもん勝ちっすね笑

今日はここまで